Photo by Takayuki Monma

その他

北海道の自然 第54号 第22回夏休み自然観察記録コンクール 横山武彦著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:

資料提供元:北海道自然保護協会

その他

北海道の自然 第54号 知っているようで知らないキノコの話 伊達佐重著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:

資料提供元:北海道自然保護協会

報告書・白書

北海道の自然 第54号 道東野生動物保護センターでの野生動物保護研修の23年間の報告~鳥獣個体保護から生態系全体保全へ 森田正治著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:自宅建設に合わせてミニ動物園を開設すると、傷病野生動物の搬入が相次ぎ、野生動物保護センターを設立した。すると学生らから実習希望があり「夏季野生動物保護セミナー」を開講し、23年間つづけてきたが、今期で終えた。日本の獣医系大学では「獣=毛物」の教育が主で野生動物の治し方を学ぶことができないため、毎年好評で現役獣医師も含め全国から参加があった。研修は講義・実習・作業・施設研修・自然観察のカリキュラムで、入れ替わりながらの7泊8日の合宿形式である。野生動物保護・救護は「木を見て森を見ず」的な傾向に陥りがちで、自然環境全体にも目を向けともらおうと自然観察も重視した。その間、修了生の「卒後教育」としてスタートした「野生動物保護セミナーin関東」を10回開催し、先進大学での海外研修ツアーを米国4回、オーストラリア1回実施した。野生動物は自然環境の「指標」でもあり、「生命(いのち)の尊さと自然の大切さ」が研修のテーマでもある。

資料提供元:北海道自然保護協会

意見書・提言書

札幌市水道の豊平川水道水源水質保全事業の再評価に関する公開質問状

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:

資料提供元:北海道自然保護協会

書籍

北海道の自然 第54号 『WWF黒書―世界自然保護基金の知られざる闇―』ヴィルフリート・ヒュースマン著(鶴田由紀訳) 種田昭夫著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第54号 大雪山国立公園の登山道工事に関する問題 佐藤謙著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:大雪山国立公園の登山道修復工事に関する問題点として、1)工事が侵食などに関する多数の自然地理学・地形学的研究や調査報告に基づいて実施されているが、それに深く関連する植生と希少植物種の研究が少ない現状と過去の経緯について述べ、2)中岳分岐付近における登山道工事が自然景観保護などの観点から問題視されること、そして3)大雪山の登山道管理水準の2015年改定において生物多様性保全の上から重視されるべき希少植物種の現状把握が軽視された問題点について述べ、さらに4)風衝地や雪田など高山帯でも登山道周辺の植生回復実験を行う必要があることなど、今後に向けた提言を述べた。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第54号 大雪山国立公園の登山道荒廃:その研究の進展と地域における取り組み 渡辺悌二・小林勇介著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:大雪山国立公園では1990年代初頭から登山道荒廃に関する研究が実施されてきている。従来の研究では、登山道断面形態の測量を繰り返すことで、登山道の「侵食量」を測定してきた。一方、最近になってドローン(UAV)によって撮影した多数の写真を3次元処理する技術が大きく進歩し、この手法が大雪山国立公園の登山道荒廃調査にも適用され始めている。北海平でドローンによって撮影した写真を使って、非常に良い精度で1cm間隔の等高線地図を作成することができた。この手法の習得は比較的簡単であり、今後、登山道管理に役立つものと期待される。大雪山国立公園における登山道荒廃のいちじるしい進行は、ボランティアによる登山道の維持管理の仕組み作りにつながっている。環境省は地元の関係者を集めて、登山道の維持管理に関する情報交換会と技術講習会を定期的に開催している。さらに、環境省は2015年に「大雪山グレード」を公表し、「グレード」に基づいた利用と登山道維持管理を進めようとしている。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第54号 登山道修復の新しい設計思想と工法 松田益義著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:近年の登山ブームで、全国の山岳地の歩道では登山者の踏圧により裸地化と洗掘が進みガリー(沢形)地形が形成されている。融雪期と降雨時には表流水が出現して土壌流出が激しく、自然環境の保全上もはや看過できないレベルに達している。こうした事態への対処として木道化などの土木工事が行われているが、縦杭などの埋設により地下の土壌構造を破壊し、荒廃の進行をむしろ早める結果をもたらしているケースが多い。蛇籠の3面張りや延々と続く木道の設置は、自然との力ずくの勝負であり、環境の復元にはまったく役立っていない。子孫に残すべき貴重な自然遺産の蹂躙にも通じるこうした方向の現場土木工事は、今やストップをかけるべき時期にある。登山道の修復は現場での土木工事を止めて、「登山道本来の機能の維持」と「環境復元」の両立を目指すべきある。筆者はこの両立を可能にするための3原則を提示し、杭打ちをせず、金属メッシュなどの床板を地表から離して空中に設置する新工法を考案した。新工法は床板の?間から雨水と日光を地表まで透過させ、裸地化し不安定であった地表を新たな平衡状態に向わせるもので、荒廃地形の安定化と植生復活を自然の治癒力で実現させる工法である。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第54号 札幌市円山動物園のオオムラサキの保護活動 和田貴弘著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:円山動物園におけるオオムラサキの保全を科学的な評価に基づいて進めるため、円山地区でオオムラサキの生息調査を行い、同時期に八剣山で行った調査の結果と比較した。円山の北東斜面から東斜面ではエゾエノキの大径木が多く見られ、自然攪乱や人為的攪乱がエゾエノキの進出を促したと考えられた。また、山麓の円山川沿いやスギ林の林床で確認される稚樹や小径木の分布およびサイズは、踏み固めや光強度などが影響していると思われた。円山で越冬幼虫が確認されたエゾエノキは、幼虫が確認されなかった木に比べて大きく、林内にある小径木は雌成虫から認識されにくいことが窺われた。また、エゾエノキ1本当たりの越冬幼虫の死亡個体数は円山のほうが少なかった。越冬期の死亡率が低いにもかかわらず、生息状況の不安定な円山では、天敵の活動期に死亡率が高くなる要因や雌成虫の産卵数を少なくする要因が比較的強く働いていると考えられる。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第54号 「ほろむい七草」にかける夢~失われた湿原植生の再生・保全・活用を目指して 濱田暁生著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2016年2月25日

内容:かつて幌向原野と呼ばれていた北海道空知管内南幌町で、その地名を冠する7種類の植物があることに着目して「湿原植生の再生・保全・活用」に取組んでいる「NPO法人ふらっと南幌」の活動の現状を紹介しました。取組みのきっかけとなった故辻井達一博士の助言により、勉強会・研究会の機会を設けて多くの専門家・研究者の協力・指導を得ながら、関連官公署の事業との連携にも可能性を拡げつつ、幅広い活動に取組んでいます。植物生態学の専門家だけではなく、地域に根差した活動を実践してきた住民主体のメンバー構成で、「湿原植生の再生・保全」だけではなく「活用」を含めた多様な活動をめざしているのが特色だと言えます。長期的・継続的活動の担い手・後継者の確保・育成、持続的活動を支える安定的財源の確保など、まだまだ多くの課題もありますが、メンバーそれぞれが描く夢の実現に向けて、地道にしかも楽しく活動を続けて行きたいと考えています。

資料提供元:北海道自然保護協会

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