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論文・論説

北海道の自然 第38号 ウトナイ湖を核とした勇払原野の保全を 葉山政治著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:北海道の原風景の一つとしての原野の保全について、見直しが進む苫小牧東部開発の中に残された原野環境の保全を提案するとともに、ウトナイ湖をコアとして、美々川から続く一帯の自然資源としての保全と利用を提案する。この問題は、従来のような反対運動ではなく、自然保護関係者、行政、企業、市民でアイデアを出しながらプランを練り上げていきたい。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 旭川の水辺空間は、いま 寺島一男著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:川は私たちの身近な自然であるとともに、地域の生活・文化・歴史を形づくる大切な基盤になっている。それはまた山と海を結ぶ自然の回廊であり、グローバルには地球の水循環と物質循環の要になっている。旭川は多くの川と橋を抱える"川のまち"である。その名にふさわしい河川環境は果たしてあるのだろうか。河川敷の利用を通して旭川の水辺空間を考える。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 コムケ湖の現在と未来 大館和広著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:紋別市にあるコムケ湖は、渡り鳥の中継地として重要だが地元では理解されていない。コムケ湖の現状を自然・漁業・農業・観光の各方面からとらえ将来の課題を明らかにする。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 道南地域の河川問題について 稗田一俊著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:このところ川の様子がおかしい。これまで道南の河川で観察してきた問題点を報告したい。近年の河川環境の特徴として①水量の減少と大雨時の急増、②濁流の頻繁な発生、③川岸の崩壊、④大量の流木発生、⑤川原の石の小形化、⑥河床低下、そして⑦魚の種類数と個体数の減少が挙げられ、これらの原因として⑧上流地域の森林荒廃と⑨流域全体における保水能力の低下(排水能力の増加)を指摘することができる。総合的な河川環境の保全対策が必要である。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 静狩湿原 宗像和彦著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:静狩湿原は大正時代に泥炭形成植物群落として天然記念物に指定され、第二次大戦後の日本の産業経済振興の流れのなかで解除され開拓された。半世紀後の現在その一部は未だ農地化されず泥炭地形成植物群落の様相をとどめている。湿原環境の価値認識が深まった現在、その地の保存の可能性を求めて、湿原要素の総合調査診断を早急に行う必要がある。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 道東地域の身近な自然を守る活動 池田啓介著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:北海道横断自動車道は、広域高速ネットワーク計画路線網の主要幹線として、道東地域でも事業が進められている。これに関する環境影響評価は果たしてどのような内容であるか、大きな関心を持つところである。また、都市開発やその他の道路工事が、道東地域の湿原や動植物にどのような影響を与えるか、問題となる。これらについて、十勝を中心に道東地域の事例を挙げ、問題点を明らかにしたい。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 栗山町の自然(市民の活動) 伊達佐重著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:栗山町民が、雑木林で発見されたオオムラサキの保護から始めた自然とのかかわりの道すじをたどり、今後の「ふるさと栗山づくり」の方向を考えたい。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 地域のゴミ問題を考える 大久保フヨ著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:古くて新しいのがゴミ問題ではないかと思います。かって西の里に産業廃棄物処分場ができると話しがあった時、地域の住民で「西の里環境を守る会」を結成して反対運動をやってきました。結果的には木くずだけ焼却する処分場ができてしまいました。環境を守る会の運動を通して今一度、ゴミ問題を考えていきたいと思いました。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 北海道における絶滅危惧植物保護のための課題 高橋英樹著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:絶滅危惧植物の現状解明と保護は、地域の生物共生ネットワーク全体の保全戦略を立てる上で有効である。絶滅の危険要因に基づき実態にあった保護対策を立てるべきであり、場合によっては分布情報の積極的な公開も必要である。法律や条例における指定「高山植物」の改定が必要であること、絶滅危惧植物保護のための関係行政機関の連携が必要であることを指摘した。

資料提供元:北海道自然保護協会

論文・論説

北海道の自然 第38号 ゼニガタアザラシ保全の過去・現在・未来 和田一雄著

発行元:一般社団法人 北海道自然保護協会

発行年月日:2000年2月25日

内容:ゼニガタアザラシ(ゼニガタと略す)の生物学、漁業被害、漁業経済の三者の調整に関する論理をどのように組み立てるかを目的にするのが保全学であり、私達に課せられた責任である。これに関しては、すでに一九八六年に出版された論文集(和田ら、一九八六)で扱われているが、それ以降の調査も含めてその歴史と現状の問題点を紹介し、最後に将来への見通しをのべることにしたい。又、これらの検討の中で、道東のゼニガタ個体群と北方四島、特に歯舞諸島との関係があつかわれ、その吟味を通して北方四島の自然保護に言及したい。

資料提供元:北海道自然保護協会

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